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学会発表

こちらでは、有川研究室の学生が参加した学会の記録をお届けします。

         第51回 海洋開発シンポジウムにて研究発表を行いました。
         また、海洋開発論文奨励賞を受賞しました。

2026/7/1-2026/7/3 

有川先生及び学生2名が熊本県熊本市(熊本城ホール))で開催された海洋開発シンポジウムに参加し研究成果を発表しました。

1. 混成提マウンド被覆材としての石かごの耐波安定性と数値波動水槽の適用性
著者:増田空矢,松村一郎,青田徹,坂本茂,小浪岳治,大城戸秀人,浦井清次,有川太郎

[感想(増田)]

 今回の海洋開発シンポジウムでは、水理模型実験による石かごの耐波安定性の評価と、耐波設計における数値解析手法の適用可能性について発表させていただきました。また、本論文については海洋開発論文奨励賞をいただきました。
今回の受賞は、有川先生をはじめ、研究室の先輩方、ならびにリーフマット工業会の皆様から多大なるご指導とご支援を賜った結果であり、この場をお借りして改めて深く御礼申し上げます。
また、今回の発表を通して、自身の研究内容をいかに簡潔かつ分かりやすく伝えるかについて考える、大変貴重な機会となりました。今後はこの経験を活かし、ゼミや研究活動においても、聞き手に伝わる発表を意識しながら取り組んでいきたいと思います。

2. Super Well Point工法に関する数値計算手法の検討

著者:伸澤宏祐,山根隆行,高橋茂吉,榎本容太,有川太郎

[発表内容]

 地下水位の高い地盤における地下施工では排水工法が不可欠であり,特にSuper Well Point(SWP)工法は井戸内に負圧を作用させることで高い排水効率を有する.しかし,揚水量や井戸配置の設計は試験揚水に依存しており,数値計算による事前評価手法の確立が求められている.本研究では三次元浸透流解析モデルを構築し,実施工事例への適用を通して地下水位低下挙動の再現性を検討するとともに,負圧作用下でのキャビテーションに着目した基礎的検討を行った.その結果,排水能力および透水係数の違いに応じた地下水位低下挙動が再現され,本手法の現地スケールへの適用可能性が示唆された.さらに,土粒子間流れを模擬した基礎的な数値計算により,局所的な負圧領域の形成とキャビテーションの発生を確認し,本計算条件下では気化率が0~20%程度となることが示された.

​3. モノパイル式洋上風力発電機基部における石かごを用いた洗掘防止工の耐波安定性に関する研究

著者:小島弘暉,菊池政男,片山猛,榎本容太,有川太郎

​[発表内容]

 モノパイル式洋上風力発電機基部における洗掘防止工として,国内では袋材を用いることが多い.他方,多様な海象条件に対応するために重量が確保しやすい石かごの適用性の検討が行われた.一方,波浪に対する安定性については不明であるため,本研究では石かごの耐波安定性について水理模型実験を主として検討を行った.その結果,石かごの滑動被害が見られ,石かご同士に隙間がある場合には安定性が低下することが分かった.実験結果から,石かごの平均滑動量がフィルター層砕石の最小粒径と一致した際の波高を推定し,得られた波高をHudson式に代入することで安定数を算出した.数値計算を用いた検討では,石かご同士の隙間で底面流速の増大が確認され,局所的な動水勾配の増大に起因するフィルター層の吸出しが発生する可能性が示唆された. 

39th International Conference on Coastal Engineeringにて研究発表を行いました。

2026/5/17-2026/5/22

有川先生と学生5名がアメリカ・テキサス州で開催されたICCEに参加し研究成果を発表しました。

 

【口頭発表】

1. NUMERICAL MODELING OF THE 2022 TONGA VOLCANIC TSUNAMIUSING A TIME-DEPENDENT VERTICAL FORCING APPROACH

​著者:德田達彦,有川太郎

火山性津波は、最も破壊力が高い一方で、最も理解が進んでいない自然災害の一つである。通常、海底の断層の変位によって引き起こされる地震津波とは異なり、火山性津波は、カルデラの崩壊、火砕流、海底地すべり、溶岩ドームの崩壊、爆発的噴火など、多様なメカニズムによって発生し得る。1883年のクラカタウ噴火は、その壊滅的な潜在力を如実に示す事例であり、津波の到達高は40メートルを超え、数万人の死者を出した。2022年1月15日、フンガ・トンガ–フンガ・ハアパイ(HTHH)海底火山は、近年の歴史上最も強力な噴火の一つを起こした。この噴火により発生した衝撃波は地球を一周し、太平洋全域で観測された津波を引き起こした。日本、米国、南米では、遠方域の振幅が約1 mと観測された。これらの信号は、大気中のラム波および海洋と効果的に結合した重力波に起因すると考えられている。対照的に、トンガを襲った近距離域の津波ははるかに甚大な被害をもたらし、津波の遡上高は10 mを超え、トンガタプ島では深刻な浸水被害が発生した。この近距離津波の物理的メカニズムは依然として不明である。なぜなら、静的な初期海面変位を前提とする従来のモデルでは、観測された浸水範囲やランナップ高を一貫して再現できていないからである。このことは、動的プロセスの重要性を浮き彫りにしている。噴火による垂直方向の水の動き、火口の急速な崩壊、および複数の噴出パルスが、その要因として示唆されている。実験室での実験や最近の数値研究によれば、噴出口におけるわずかな鉛直強制力であっても、不釣り合いに大きな津波を発生させ得ることが示唆されている。これらの限界に対処するため、本研究では、3次元数値フレームワーク内に時間依存の鉛直強制モデルを導入し、2次元伝播モデルと結合させることで、動的強制力が観測された津波の特性をより適切に再現できるかどうかを評価する。

2. Evaluating Virtual Reality as a Tool for Tsunami Evacuation Training

著者:内藤礼菜,有川太郎

津波避難訓練は、避難の遅れを減らし、溺死のリスクを低減することが知られている。しかし、従来の訓練は時間、場所、シナリオの制約により限界があり、参加率が低いことも多い。仮想現実(VR)は世界中で災害教育や避難訓練への応用が進んでいるものの、津波シナリオに特化した活用は依然として限定的である。本研究では、VRを活用した津波避難訓練システムを開発し、従来の実地訓練および事前訓練なしのケースと比較することで、その有効性を評価した。参加者は、VR訓練、実地訓練、および訓練なしの3つのグループに分けられた。VR環境は、写真測量法を用いて構築された研究対象地域の3Dモデルを使用して作成された。参加者はヘッドマウントディスプレイとコントローラーを使用してVR訓練を行った。翌日、全参加者が避難シミュレーションを実施し、指定された避難場所および避難経路の正しい選択に基づいてパフォーマンスが評価された。その結果、VR訓練を1回行っただけでも、訓練なしの場合と比較して、避難場所および避難経路の両方における正しい対応率が向上したことが示された。VR訓練を3回実施した場合は、実地訓練と同等のパフォーマンスが得られた。特に注目すべきは、1回のVRセッションによる効果が、1回のセッションと実地訓練との差よりも大きかったことであり、これはたった1回の体験でも記憶の定着を促進できることを示唆している。これらの知見は、VR訓練が、場所や時間に縛られない柔軟な手法として、避難の遅延やリスクを低減できることを示唆している。今後の研究では、より大規模な参加者グループを対象とし、道路網の複雑さや様々な災害状況が記憶の定着に及ぼす影響を検証すべきである。

3. Wind-blown sand behavior near the shoreline under the influence of moisture

著者:糟谷侑希,有川太郎

砂浜は複数の機能を果たしており、これらの機能を維持することは重要である。Katanoらは、風による砂の飛来に対する対策が講じられていた沿岸部においても、海岸線の後退が加速し、波打ち際から風による砂の飛来が生じていることを報告した。さらに、飛砂フラックスを記述する従来の輸送方程式は、乾燥した砂を前提としており、水分を無視している。本研究では、現地観測に基づいた実験を実施した。沿岸地形を模擬した実験は、傾斜部と平坦部が接続された断面を用いて実施された。水の注入を行うか否かによって、湿潤な斜面と乾燥した斜面が作成された。乾燥条件下では、斜面によって気流の断面積が減少しており、閾値摩擦速度を超えると、斜面と平坦面の境界で均一な砂表面の沈下が始まった。水注入を行うと、吸着力により湿潤領域が拡大し、断面積が減少し、風速が増加した。比較のため、水を注入せずに木製ボードを用いて同じ断面形状を再現した。実験の結果、侵食パターンに明確な違いが明らかになった。乾燥状態では、砂面の低下は比較的均一であった。湿潤状態では、湿潤領域が表面凝集力の増加により風による砂の輸送を抑制したが、斜面と平坦面の境界付近の隣接する非湿潤領域では急速な洗掘が生じた。砂中の水分は、海岸線付近の砂面の低下を促進し、海岸線の後退を加速させる可能性がある。したがって、湿潤条件下における海岸線付近の風による砂の移動のメカニズムを解明することは、海岸変形予測の精度を向上させ、基礎的な理解を深めるために不可欠である。

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【ポスター発表】

1. DVELOPMENT OF A COUPLED FVM-MPM ANALYSIS MODEL FOR HIGH-VELOCITYSEEPAGE FLOW IN POROUS MODEL

著者:榎本容太,有川太郎

大変形を受ける透水性粒状媒体を通る高速浸透流に対して、密結合型有限体積–物質点法(FVM–MPM)フレームワークを提案する。流体相の解法には、CADMAS-SURF/3D-2F(CS2F)を用いる。これは、多孔質媒体の抵抗を付加した非圧縮性ナヴィエ–ストークス体積流体ソルバーに多孔質媒体抵抗が追加されたものである。バルク抵抗は、ダーシー–ブリンクマン抵抗とデュピュイ–フォルハイマー寄与を組み合わせたものであり、多孔率の推移およびその時間微分は、骨格の変形によって誘発される空隙率の変化を表現するために、連続方程式およびVOF移流方程式に組み込まれている。固体骨格は、明示的MPMによって離散化され、格子–粒子間の変換および接触処理は、再メッシュ化を行わずに処理される。ポテンシャル関数を用いて導出された圧力投影ステップは、SMACアルゴリズムと整合性のあるヘルムホルツ問題を生成し、CS2FとMPM間の各時間ステップにおける強結合を、スタッガード反復なしに可能にする。この定式化は、標準的な多孔質流ベンチマーク—充填カラムの圧力損失、急加速、および収束–発散流路—ならびに、リップラップや瓦礫マウンド防波堤を代表する透水性マウンド構成を用いて評価された。比較対象としては、単一点および二重点MPM近似、線形抗力のみを考慮したCS2Fモデル、および弱結合型CS2F–MPM変種との比較が行われた。結果から、(i) 多孔率の時間微分を含めることで、高透水性の土壌における圧力解法が安定化すること、(ii) フォルヒハイマー補正により、慣性支配領域においても精度が向上すること、および (iii) 強結合により、u–p定式化では捕捉できない、浸透と変形間のフィードバックが捉えられることが示された。このフレームワークは、ダーシーに基づくアプローチの領域境界を明確にし、越流と内部侵食が共存する沿岸構造物問題に対して、粒子スケールの輸送が明示的に解かれていない場合でも、実用的かつスケーラブルなツールを提供する。ベンチマークデータとスクリプトが提供されている。

2. VALIDATING TSUNAMI DETECTION METHOD BASED ONSWASH ZONE MONITORING WITH CCTV CAMERAS

著者:白井知輝,有川太郎

近年、低コストの沿岸CCTVカメラを用いた監視が、高価な沖合観測ネットワークを補完する有望な手段として注目されている。本研究は、実際の津波事象に適用することで、CCTV映像から高周波の海岸線変動を自動的に抽出する画像解析手法の有効性を検証することを目的とする。この手法は、短い時間窓内の輝度分散に基づくランナップ波の追跡と、色ベースの陸水マスクを組み合わせることで、1~2 Hzという高周波かつノイズの多い周波数帯において、ランナップ高さの安定したモニタリングを可能にする。本手法は、2024年の能登半島地震津波および2025年のカムチャツカ半島地震津波の映像に適用された。その結果、砂浜、礫浜、防波堤など、さまざまな地形条件下や、日中の朝から夕方までの多様な天候、すなわち晴天、曇天、雨天、および照明条件下においても、海岸線を概ね追跡できることが示された。津波のランナップ高の時系列データから抽出された周期成分は、数値シミュレーションや沖合の観測結果と比較しても、妥当な振幅と位相を示した。海岸線検出タスクで一般的に用いられる、10分ごとの時間平均画像を用いた従来の手法との比較からも、津波の振幅を正確に推定するためには、本研究で提案したような高頻度モニタリングの重要性が実証された。検証は比較的小規模な津波に基づいているものの、これらの結果は対象となる事象に対する提案手法の有効性を裏付けるものであり、将来の津波監視能力を向上させる可能性を浮き彫りにしている。今後の課題としては、より大規模な津波、特に砕波を伴うものや、海岸に対する入射角の大きい事象への適用可能性を検証することが挙げられる。

第72回海岸工学講演会にて研究発表を行いました。

2025/11/26-28

本研究室の学生13名が、香川県高松市で開催された第72回海岸工学講演会に参加し研究成果を発表しました。

【学会の感想】

・D3 白井知輝

①CCTVカメラによる波の遡上のモニタリングに基づく津波検知の可能性
著者:白井知輝,有川太郎
②CoastSatを活用した衛星画像ベースの長期汀線モニタリングの可能性
著者:白井知輝,伴野雅之,有川太郎

 今回の海講は,可視光カメラに加えてLiDAR・赤外線カメラ等を用いたモニタリング研究も多く,海岸に対するリモセン手法がかなり充実・成熟しつつあることを実感しました.②については海岸工学論文奨励賞をいただきました.今回の受賞は,(自身の実力というよりも)約40年に渡り現地観測を続けられてきた方々のご尽力や,衛星画像のオープン化,そして汎用的なオープンソースツールがあってのものです.そして,お忙しい中日頃からご指導くださっている有川先生や港空研・伴野様にも,この場を借りて改めて御礼申し上げたいと思います.今後,①のようなオリジナル技術の発展・拡張は継続しつつ,さらなる現象解明・理解に努め,本分野や社会に対して貢献ができるよう精進して参ります.

・D3 榎本容太

数値波動水槽とMaterial Point Methodを用いた地盤解析との流体ー地盤連成解析手法の開発
著者:榎本容太,木原直人,鶴留千晶,有川太郎

 今回の海講では,新しい数値解析手法の開発に関するセッションで発表させていただき,近年のトレンドや技術の進歩を実感しました.一方で,相互作用問題を扱う数値解析はまだまだ発展途上で,今後さらなる発展が必要であることも痛感し,今回の発表内容をさらに高度化していくうえでのモチベーションにもなりました.今後,さらなる研究成果や進展が得られるように,精進していきたいです.この度は貴重な機会を頂き,誠にありがとうございます.

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・D2 德田達彦

2023年10月孀婦海山周辺における津波発生の解析
著者:德田達彦・今井健太郎・有川太郎
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 2023年10月孀婦海山で起こった津波の励起要因の検討について発表しました。博士後期課程になっても質疑応答が上手くならず、相手の聞きたいことを汲み取ることがまだまだ下手だと実感しました。精進していきます。

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・D1 内藤礼菜
VRを活用した津波避難訓練の効果に関する検討
著者:内藤礼菜・
有川太郎

 VR空間において津波避難訓練を実施した場合に、避難場所および避難経路の選択に与える影響に着目した検討について発表させていただきました。多数の質問をいただき、大変ありがたく、貴重な機会となりました。今後も、VRを活用した避難支援に関する研究を進めていきたいと考えています。

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・研究員 譚佳昊
アンボンにおける津波シナリオ評価に基づく避難タワー自動配置アルゴリズムの適用

Automatic Allocation Algorithm for Tsunami Evacuation Towers Based on Scenario Evaluation in Ambon
著者: 譚佳昊・有川太郎

 今回の発表では、クラスタリングアルゴリズムによる津波避難タワー配置手法の提案について発表しました。多くの方からK-Medoids、DBASCNアルゴリズムの役割を聞かれ、解析プロセスをいかに説明するかを苦戦しました。発表の内容だけでなく、相手にも理解させることが重要であると実感しました。コミュニケーション能力も今後の研究において重要だと思いますので、発表の流れやスライドの話し方の改善に取り組み、今後の研究活動にもっと活かせると考えています。

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・M2 相川竜也
災害時の避難催促および地域のコミュニティ強化が津波避難成功率に与える影響
The Effects of Evacuation Prompting and Community Strengthening on Tsunami Evacuation Success Rates
著者:相川竜也・有川太郎

 本研究では、令和6年能登半島地震を対象として、津波避難時における近隣住民による呼びかけ(避難催促)の有効性を、避難シミュレーションを用いて定量的に評価しました。発表の質や質疑応答に関して納得いかない点もありましたが、自身の課題を整理・認識するいい機会となりました。今後は修士論文発も控えているため、今回得られた反省を踏まえ、準備を怠らずに取り組んでいきたいと考えています。

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・M2 栗原朋也
令和6年能登半島地震津波の波源遠方地域における増大要因の検討

Amplification Factors in Distant Regions of the Noto Peninsula Earthquake Tsunami in 2024
著者:栗原朋也・今井健太郎・野徹雄・有川太郎

 本研究では,令和6年能登半島地震に伴い日本海側の広域で観測された後続波の増大要因を明らかにするため,秋田県から鳥取県を対象とした津波数値解析を実施しました.その結果,秋田・鳥取における第2波・第3波の増大は,舳倉島周辺地形による後方散乱の影響が大きいことを示しました.また,地震発生3時間以降に観測された最大津波は,海岸沿いに伝播するエッジ波の励起と湾曲した海岸線での反射の重ね合わせにより増大した可能性が示唆されました.今後は,舳倉島以外の地域で生じた散乱波や反射波の影響についても考慮し,それぞれの寄与を定量的に評価していきたいと考えています.

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・M2 都築樹弥
令和6年能登半島地震津波時の建物を考慮した浸水計算精度に関する検討
Assessment of Inundation Simulation Accuracy Considering Buildings During the 2024 Noto Peninsula Earthquake Tsunami
著者:都築樹弥・白井知輝・有川太郎

 本研究では、令和6年能登半島地震津波を対象として、津波浸水シミュレーションを行い、建物を考慮することによる効果や、堤防がもたらした影響について観測データとの比較から評価を行いました。検討内容には、不足している部分も多々あり、厳しいご意見も頂戴しましたが、普段は頂戴することのできない様々な意見を頂戴し、貴重な機会となりました。
今後の修士論文に向け、今一度これらの経験を生かしていきたいと思います。

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・M1 小川風輝
AI気象予測に基づく1週間先までの波浪予測精度

Wave Prediction Accuracy for One Week Ahead Based on AI Weather Forecasts
著者:小川風輝・白井知輝・原田達充・田中真史・板垣侑理恵・有川太郎・柴山知也

 今回の発表では、近年注目されているAIに基づく気象予測モデルPangu-Weatherを用いた波浪予測精度の検証結果について発表させていただきました。多くの方から貴重なご意見を頂けた嬉しさの反面、相手に伝えることの難しさも改めて実感することができました。研究活動に関わらず重要な能力だと思いますので、日頃のゼミ発表などから意識して改善に取り組み、今後の研究活動にも励んでいけたらと思います。

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・M1  原田達充
東京湾を対象としたリアルタイム台風・高潮予測の精度と計算時間

Accuracy and Computation Time of Real-Time Typhoon and Storm Surge Forecasting in Tokyo Bay
著者:原田達充・白井知輝・小川風輝・板垣侑理恵・田中真史・有川太郎・柴山知也

 今回の発表では、ES4(ベクトル型スーパーコンピュータ)と最適化済みの気象モデル WRFコードを使用した台風予測における計算時間の評価、および津波・高潮シミュレータ STOC による現行の高潮予測の精度について発表しました。今回の発表では、プレゼンテーションの質や質疑応答での受け答えに悔いが残りました。今後は「相手に伝わる発表」を意識するとともに、わからない用語に対しては誠実に「わからない」と伝える姿勢を大切にして、次回の発表に生かしていきたいです。

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・B4 糟谷侑希
湿潤砂の風飛砂輸送への影響に関する実験的研究

Experimental study on the influence of wet sand on wind-blown sand transport
著者:有川太朗・柿澤爽馬・片野明良・糟谷侑希・伸澤宏祐・榎本容太

 今回の発表では、海浜地形を模した実験断面において、乾燥条件と湿潤条件を比較対象として設定し風洞実験を行い、両者の飛砂輸送特性の違いについて発表しました。初めての学会発表ということもあり、頭が真っ白になる経験を改めてしたことに非常に良い経験だったと感じています。発表から質疑応答に至るまで、多くの悔いが残っていますが、卒業まで学会発表の予定がないため、卒論やICCEの執筆に全力を注ごうと思います。

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・B4 松野 史奈
台風接近時の河川の水位変動の再現精度についての検討 
Evaluation of the accuracy in reducing river water level fluctuations during typhoon
著者:有川太郎・高倉陸・白井知輝・松野史奈

 

 本研究では,解析条件の違いが台風接近時の河川水位の再現精度に与える影響を2017年台風21号の再現計算により評価しました。初めての発表ということで思い通りにいかない点が多くありましたが,今回の反省点を今後の卒論発表等に活かしていきたいです。

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Official website of the 72nd Coastal Engineering Lecture Meeting: https://coastal.jp/lecture/coastalengineeringlecture/lecture72

・B4 小島弘暉
モノパイル式洋上風力発電機基部における洗掘防止工としての石かごの耐波安定性の検討
Study on the Stability of Stone Cage against Wave Action for Scour Protection of Monopile Offshore Wind Turbines
著者:榎本容太・小島弘暉・菊池政男・片山猛・有川太郎

 本研究では,モノパイル式洋上風力発電機の洗掘防止工として従来の袋材に比べて重量が確保しやすい石かごを適用した際の耐波安定性をHudson式で評価しました.研究としての今後の課題も踏まえて,今回の発表での反省点を生かしながら卒論発表に向けて研究活動に励んでいきたいと思います.

10th edition of the Coastal dynamics Conferenceで発表を行いました。また、Best Student Paper Awardを受賞しました。

2025/5/7

この度、10th edition of the Coastal dynamics Conferenceにて、博士3年・榎本容太さん、修士2年大原緋奈乃さんが発表を行いました。また、大原緋奈乃さんがBest Student Paper Awardを受賞しました。

D3 榎本容太(口頭発表)
今回の発表では、これまで開発・改良を重ねてきた流体–地盤の連成解析モデルを用い、
海底地すべり問題に対する新たな数値解析手法を提案しました。
本学会では、離岸流や漂砂など流体と砂を扱う研究が多く、研究分野が近いこともあり、
活発な議論を通して多くの有益な意見や新たな着想を得ることができました。
今後は、モデルへの解析機能のさらなる実装を進めていきたいと考えています。

M2 大原緋奈乃(口頭発表)
マングローブが存在する条件下における土砂移動の三次元数値計算について発表を行いました。初めての国際学会での口頭発表となり、話すペースや質疑応答への対応など、多くの反省点が残りました。今後はこれらを改善し、自信を持って発表できるよう準備を進めていきたいと考えています。また、Best Student Paper Award を受賞できたことは大きな励みとなり、今後も研究に一層真摯に取り組んでいきたいと思います。

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海岸・港湾研究室 @2026

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